ゴルフフィールド

調整

2013年10月24日

ゴルフは少しの変化で調子が悪くなったりします。ほとんどのゴルファーはその解決にたくさんの練習時間を費やし、また、それが逆に仇となってさらに悪化させてしまい、スランプに陥ります。

選手やプロは、一度、スランプに陥ると焦りが生じ、本来のスイングリズムまでも壊し、まともにボールが打てないという状況にまでなったりもします。これがショットイップス、パットイップスと言われるものです。

過去の例から見ても、トーナメントで優勝、また世界ランク1位になった選手までもが、そういうものから抜け出せない選手もたくさんいます。

これから未来のことなので、どうなるかわかりませんが、先のことまでよく考え、現在の行動、選択をしないと一度歯車が狂って動き出すと、なかなかその歯車を元に戻すのは困難なことになります。

脅かすことを述べましたが、我々はそういう方を手助け、また修復させていただくため存在します。

たくさんのことをやろうとしてボールに当たらなくなった、また飛ばなくなった・・・

今までどれほどこのことを聞いてきたか数しれません。

その度に説明し、理解していただき、レッスン、指導してきました。

迷いや不安は一番の大敵です。そのことから弱気を生み、ゴルフが楽しくなくなってしまうのです。

そうならないよう、日頃のケアを忘れず、レッスンにお越しください。

こう書かせていただいたのは、この間、息子、太一がグランシエロGCをラウンドして前半41を叩いたことから今回の思考が始まりました。

その日曜のラウンド状況を1番から聞きました。

その日は雨・・・

1番564ヤード、ロング、ドライバーで打って、セカンド3番アイアンで右に打ってOB・・・

私「・・・」すぐに気づきました。それから4番ショートでもOBをしたそうです。

私「よっしゃ」

1番でセカンド3番アイアンでOBというのでおよその見当がつきました。

雨、まだ体も温まっていない、ラウンドリズムを掴んでいない、また、セカンドで2オンできない状況(おそらく残り280ヤード位)でいくら得意といえど3番アイアンは無謀です。そこで5番から下、6番か7番アイアンを持っていてれば正解だったと思います。

残りを100ヤード前後に運べばバーディも充分狙えます。

雨が降っている状況で少し肌寒い状況を想像しますが、2オンできない状況からタイトなセカンド(少し狭い)。クラブ選択にヒントが隠されています。

私の分析はここで終わりません。なぜ、いつもそういう状況ならそうするはずの息子がなぜそのクラブを持ったかに興味がありました。

そこを深く思考し話すといろんなことが見えてきました。

要は、気持ちの問題です。いいスコアが続くとついついいい気になります。それは良い部分でもあるのですが油断になるとすべてが逆転します。

そういうことを踏まえ、同じコース9ホール回りました。

同じく雨のラウンドとなりました。私と一緒に工夫して回りました。

1番ロング、セカンドを無理せず刻んでパー。

2番ミドル、2Mにつけるも入らずパー。

3番ミドル。セカンドショットが3センチのスーパーショット。バーディ。

1382493785136

1382493809872

4番ショート、2Mにつけるも惜しくもパー。

5番ミドル、3Mにつけバーディ。

6番、7番パーの後・・・

8番ショート、4Mにつけバーディ。

1382498326033

8番220ヤード。左はOBで横長グリーン。このコースでもっとも難しいショートホールです。ピンは少し左でしたが、4番アイアンでピン右4Mにつけました。

1382499091706

そして最終9番、440ヤードパー4。今日はティーショット無理せず、セカンドを狙いやすい場所へ。右奥に切ってあるピンで残り164ヤードを8番アイアンでピン右3Mへ。

それを沈めてバーディ。

内容は4バーディ、ノーボギーで32。

この日はハーフのみのラウンドです。考え方、攻め方を変えるだけでこれだけスコアが違います。

1番と6番のロングはバーディがとれませんでしたが、少し状況が変われば、30が出ていてもおかしくない内容でした。

一度覚えたことを二度と忘れまい・・・そう思いがちですが、忘れるのが我々人間です。こういうことの繰り返しが、やがては染み付き、体が覚えるものと思います。でもパターン化してはいけません。答えはありません。選択して状況を判断し決断する。

この繰り返しだと思います。

2013年10月24日 カテゴリー: レッスンブログ 

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