練習法と平均
練習は、上達するために行うものであり、上達していなければ、それは、練習法が間違っている、あるいは、選択が間違っていると考えたほうが賢明です。
以下、継続しているということを前提にお話しさせていただきます。
ゴルフは他のスポーツと違い、個人の実力が、数字にはっきり反映されるので、その平均をとれば一目瞭然です。
また、日数と平均を分析すれば、おのずとそれらがわかります。
まず、前に進むためには、本人が上達しているということが、常に明確に理解できることが重要です。いわば実感することです。
なぜなら、それがなければ嫌気がさしてしまうからです。
何年やっても結果は同じ、何年やっても飛距離は伸びない・・・いつも同じようなところで失敗する・・・
これでは上達するどころか継続もできないでしょう。
分析もしないでやみくもに練習やラウンドを繰り返しても短期間での上達は望めません。
この間のセカンドQTで、鍋谷太一(17)が、4日間通算22アンダーというスコアが出ましたが、そこには根拠もあります。
そのQT前に太一が掲げた目標です。この目標では15アンダーですが、それを7つも伸ばすことができました。
一日の試合なら、65や64のスコアは理解できますが、今回のQT、4日間のうち、3日間の60台は息子ながら、目を見張るものがありました。
今年のスコアを簡単分析をすると、試合数が38、(内ラウンド数46)アンダーパーでのラウンドが25回(54%)、60台はその約半分にあたる13回です。
ワーストスコアは3月の77、ベストスコアは9月の64、2013全試合平均スコアは71.152でアンダーパーをキープしています。
この数字は年々アップしています。太一がゴルフの試合に出だした小学5年生の2007年以降、6年間、ダウンしたことはありません。
もちろんここまでくると、来年以降、ダウンの可能性は十分ありますが、目標はまだまだ先にあるので、そういうことより、目の前のことに取り組んで、継続してほしいと思います。