機械と人間
世の中、ますます便利になり、人間の力を使わなくても、人間が作った機械が人間の役割や機能を果たすようになっていきます。
ゴルフにおいても、スイング解析や映像を駆使した機械を使えるようになってきました。
でも、スポーツにおいては人間の目に敵うものはありません。
機械は参考になるが頼ってはいけないと考えています。
機械に頼るのは、経験や知識が少ないからです。
スイング形成は家を建てるのと同じ考え方と思ってはどうでしょう。
まず、そこの土壌から分析し設計から行い、土台をしっかりさせることから始め、骨組みです。いわゆる基礎をしっかりさせると揺らぎません。
見た目は綺麗でも、そこがしっかりできているか否かです。
また、分析や設計、施工は豊富な経験を持つプロに任せることです。
私が家を建てるなら素人や素人に毛が生えたような人には頼みません。お金はかかってもプロに任せます。
もちろん施主は建てている間、どのように建てたか、どのような基礎作りになっているか、写真や動画で見たいものです。
そこは、機械です。それを人間・・となるとわざわざ見に来てもらわねばなりません。
そして、長年、培った経験と知識と勘をたよりに仕上げていきます。
本人もそうですが周りの方にも「いい家を建てたね」と言われるように、「いいスイングだね」と言われるように。
雨が降っても風が吹いても、家なら地震がきても崩れない。
そんなスイングが私は理想だと思っています。