日本オープン最終日
2014日本オープン(賞金総額2億円・優勝賞金4000万円)最終日が行われ、4日間、通算10アンダーで池田勇太選手が優勝しました。
鍋谷太一(18)は、4日間、通算+15とし、65位でのフィニッシュとなりました。
結果はこちら↓
http://www.jga.or.jp/jga/jsp/2014/08-0/fullreaderboard4.html
朝の練習場。
今日は、朝一番6:55ティーオフ。
そして、間もなくスタートという時・・・グリーンで練習していると・・・
アダムスコットが太一の近くにやってきて・・・太一がグッモーニン!と声をかけると・・・
アダムが太一に笑顔でグッモーニン!と返してくれ・・・それから何やら英語で話しています。
アダムに「いくつ?」聞かれ・・・
太一が「18歳です」と応えると・・
アダムが「え~まだ18?すごいね!」
後は英語で何やらいろんな話をしてもらったそうです。
太一は緊張して何を言ったか、言ってもらったか覚えていない・・・
ほんの1分少しの会話ですが、私もそばで見ていて、非常に緊張しました。
握手したときも、温もりを感じ、とても優しかったと言っていました。
初日は憧れの選手と同じトーナメントに出ているだけでもうれしいと言っていましたが、最終日にこんなことがあるのか・・・と本人、非常に高揚していました。
そしてアナウンスが流れ、スタート。
1番はセカンド、バンカーに入れましたが、パーセーブ。
2番はラフに入れ、さらに木がスタイミー。3打目は乗りましたが、そこから3パット・・
またまた、スコアをたたきそうな予感でしたが、8番、セカンドを木の後ろから、うまくスライスをかけて3Mにオン。
それを決めてバーディ。9番をボギーとし、前半は3オーバー。
後半は14番、ボギーの後、15番をバーディと、迎えた最終ホール。
このホールは、初日アダムが、2アイアンで2オンした607ヤードのロング。
初日から3日間、太一はラフばかりで2オンできていませんでした・・
今日の最終日は何がなんでも2オンさせてバーディフィニッシュする!と決めていたそうで・・
渾身の力を込めて打った、ティーショットは右へ・・・
「コーン」
木に当たった音です。
言ってみると、木の根っこ。。
前方も木で横に出すだけ。。
結局4オン2パットのボギー。。
それでも最後は大きな拍手をいただき、ギャラリーの方々に帽子をとって一礼。再び大きな拍手をいただきました。
上がると、たくさんのギャラリーがいる間をくぐり抜け、スコアチェックルームへ引き上げました。
ボールや手袋にサインする太一。この方々以外に小さい子供や大人の方にもサインしていました。
また、ジュニア時代の同志や親御さん、泰芽、スポンサー、親戚・・・たくさんの方が応援に来ていただきました。声援が大きな支えになりました。ありがとうございます。
私はこの1週間、練習ラウンドからキャディをしました。
担いでラウンドするなんて若いとき以来です。ここのコースは電動カートなく、練習ラウンドから歩きです。
この大会中、練習ラウンドも含めて6日間、キャディバッグを担ぎ、60キロ歩いた計算です。
キャディは他の選手への配慮にものすごく神経を使います。またプレーの進行が遅れるとペナルティも取られます。
選手の歩くスピードは早く、3日目、最終日は2サムで1ラウンド、3時間10分くらいです。
他の選手ルーティンに入れば動けないので、クラブの出し入れや次の準備もできません。
選手は打ったらすぐに歩き出すので、キャディはクラブを入れて、担ぐと選手との間は数10メートル離れています。
キャディは選手に遅れないようダッシュで走らなければなりません。
大変です。。
難しかったのは、グリーンの読みでした。3日目、最終日はとても速くなり、硬くなりました。
スピードは想像を絶するスピードと言っても過言ではありません。
TVを観ているとトッププロは下りのパットを残さないように打っていました。さすがです。
太一は、こんなスピード経験したことないと言っていました。
私も正直、曲がりの下りを読めませんでした。下りは速すぎて、ボールが回転せず、滑る感じです。
続きはまた書きます。