日本オープンの続きから
グリーンの状態は、木、金の予選ラウンドは例年のセッティングより、柔らかい状態だったと思います。
グリーンにボールが落下したときにできるボール跡もついていました。
ただ、決勝ラウンドの土曜日になると、グリーンは速くなり、スピードも出てきました。
最終日は、最もスピードが出て、下りは微妙なタッチが要求されました。
曲がるラインはスピードが出すぎて、滑る感じで以外にボールが曲がらない感じです。
TVを観ていた方はご存じだと思いますが、グリーンを外した時のアプローチ、あのグリーン回りのラフからは下りや横からだと、非常に難しいです。寄らない場所もあります。
普段は50センチくらいに簡単に寄せられる距離でも、下りや横からだと2M前後の狂いが生じ、そのパットが外れるとすぐにボギーになります。
ティーショットもフェアウェイを捉えないと、木がスタイミーになり、グリーンを狙えません。
本人、何度かここでプレーしていますが、セッティングによって、こんなにコースが変わるのか・・・と感じたと思います。
ティーショットでラフに入れると、ピンは狙えず、グリーンに乗せるのがやっと・・
グリーンに乗らなければ、2M前後のパーパットが残る・・・
ゆえにティーショットが曲がれば、アンダーパーはなかなか出ません。
得意のロングも2ホールしかなく、2ホールとも600ヤードを超えています(601Yと607Y)中々2オンできる距離ではありません。
こういうセッティングではまず、必要な時の300ヤード前後の飛距離(500ヤード前後のパー4が2つ)、そしてティーショットであの狭くてドッグレッグのホールのフェアウェイを捉える正確性、高くて止まるセカンドショット、絶妙なタッチのアプローチ、パットが必要です。
太一の場合、飛距離とアイアンの高さは十分だと思います。後、ティーショットでの方向性と正確性を高め、アプローチの種類を増やすことが課題だと思います。
振り返ると太一は、まだ、本格的にゴルフを始めて7年半です。プロ転向して丸2年。覚えることがたくさんあります。。