ゴルフフィールド

必然

2012年06月11日

昨日、JLPGA女子ツアーで16歳の韓国アマチュア、キム・ヒョージュが最終日61をマーク、2位の佐伯三貴に4打差をつけ、JLPGA最年少優勝、18ホール最少スコアをマークして優勝しました。

また、アメリカではウェグマンズLPGA選手権(全米女子プロゴルフ選手権)が行われ、22歳のフォンシャンシャン(中国)がメジャー初優勝、また2位には日本の宮里美香(22歳)が2位に入りました。

キム・ヒョージュは日本でいう高校2年生、学校の授業は4時限で終了、午後からは申ジエやアンソンジュを育てたプロの指導の元、毎日、ゴルフ漬けだそうです。

フォンシャンシャンは18歳になる年にプロ転向し、日本ツアーでもすでに3勝、今週は女子ゴルフの世界メジャーを制覇しました。

宮里美香は日本人ですが、沖縄出身。沖縄は日本では夕方が長い西に位置しています。学校が終わってからラウンドする時間が多くあり、最近まではジュニア無料というコースが数多くありました。

ついこの間、「世界のゴルフ」 http://golffield.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-0c92.html というテーマでブログを書かせていただきましたが、若い選手がどんどん輩出され、必然的なことが今起きているように思います。

日本女子ツアーでは6戦連続、海外選手が優勝しています。

JLPGAは日本ツアーだから日本選手が勝たなければならないということではなく、日本女子ツアーも世界のツアーとして認められるように努力・・・というようなことを言っていますが、どうでしょうか?

日本人が優勝できないツアーになっていることの現実はどうなのでしょうか?

日本はとにかく制限が多いのが現実です。たとえば、コースに出ても、ほとんどの練習グリーンでは「アプローチ禁止」の看板があります。

ゴルフ以外でもたとえばATMでは振り込め詐欺に遭うから・・・という理由で、携帯電話が使えない。

危険といえば危険かもしれませんが、それぞれの自己責任に問えばどうでしょうか?

また、最近の日本人気質として、どこかで「なんとかなるやろ・・・・」「なんとかしてくれるやろ・・・」という甘えの精神も感じます。また、自分の道を自分または自分たちで決めることができないような感じもあります。親から敷かれたレールへ・・・また皆と同じように・・・・とか。

そして親が子供にかまいすぎのようにも思います。もちろん見守ることは必要ですが、できなさそうなことは、横から手を出し、何でもしてあげる的な感じもよく見受けます。

失敗が恐いのでしょうね。。失敗を恐れて何ができるのでしょうか?手助けして、失敗が少ないことより、たくさんの失敗からたくさんの経験を積めることのほうがもっと大切だと思います。

自分で自分の道をしっかり決めて、七転八起して歩いていくことの必要性を感じることが、今の日本選手に欠けているのではないでしょうか?

2012年06月11日 カテゴリー: レッスンブログ 

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