スライスはバックスイングで直ります。
アドレス、グリップが正しいのに、スライスボールが出るのはバックスイングが悪いからです。
スライスボールが出ると、ダウンスイングでは、体が突っ込み、右肩が出てきます。
体が突っ込み、右肩が出るからスライスするのではなく、スライスするから、体が突っ込み、右肩がでるのです。
多くのレッスン書を読み漁ってもスライスやフックは直りません。ヒントはもらえても、ほとんど直ることはないと思います。
スライスは右に曲がるボールです(右利き)フックは左に曲がるボールです。
ボールはスライスなら右回転、フックなら左回転がかかっています。
アウトサイドインは右回転をかける振り方でインサイドアウトは左回転をかける振り方です。
スライスがいやで左に振っている方は一生スライスと友達です(逆の場合も同じです)
ここまで説明するとお分かりだと思いますが、反対の動きをしないと直りません。
ボールが右に曲がっているのを見ながら練習すればするほど、左に振ろうとしてアウトサイドインになります。いわば突っ込みは直らないということです。
この間も体験レッスンにこられた方でスライスが直らないという方がこられました。
ホームページを見て、「一回のレッスンでスライスを直す」というのを見たとのことです。
その方はゴルフを始めて8年(男性)になるようで、習うことが嫌いで今までレッスンを受けたことがなかったとのことでした。
最初にグリップとアドレスをチェックし、バックスイング(180度違う)を変えてもらいました。変な言い方ですが、思い切り信じて思い切りやってください!と強く言い、そのバックスイングで20回くらい素振りをしてもらいました。
大体できたので、じゃあ失敗してもいいですから、ボールを置いて、今のように思い切りスイングしてください!失敗してもかまいません!さらに語気を強めました!
そして一発打つと左に軽く曲がるボール。」「おー」自分で大きな声でびっくりしてました。
2発目も・・3発目も・・・同じように左に曲がっていました。スライスばかり打っていた方からすれば左に曲がるとうれしいものです。飛距離も出ます。
「わし入門させてもらいます!シングルになりたいんです!」といわれました。
すかさず私は、このボールで自信ついたと思いますが、スコアは別ですよ。シングルというと競技会で70台を出せる選手にならないとだめですけど本気ですか?と問いただすと「はい!」といっておられました。
今後は、ショートゲーム、ショット技術、そして、ある程度の体力と精神力が必要です。本気で目指すなら、真剣に目標目指してがんばってほしいと思います。目標を達成するには本気と継続する力が必要です。
競技会結果報告です。
11月3日(祝)ナパラGCで競技会を開催しました。優勝は101(49・52・ハンデ35)で回った、國方美緒ちゃん(小学6年)でした。まだスクールに入って2ヶ月ほどで、すごいです!このときのスコアが自己ベストとのことです。スクールでも皆に溶け込んできて楽しくがんばっています。この優勝をきっかけにこれからもがんばってほしいと思います。優勝者にはクリスタルが贈られました。
競技結果はこちら↓
http://www.golf-field.com/golf_f_wp/html/conpe.html
また、佐々木亮輔さんが、2ラウンド連続で80台を達成しました。ベストはジャスト80で、70台も見えてきています。インサイドアウトのフックスイングは影を潜め、今はストレートに近いボールが打てています。これからもがんばってください。
ジュニアでは西郷広也(小学5年)が六甲国際PGでの月例会に出場し、75(38・37)で回り、自己ベスト更新、ハンデ11あったようで、ネット64となり、優勝したと報告いただきました。広也は先月も同じ月例で優勝していますので2連勝です。
最近少し元気がなかった広也ですが、このままでは結果は出ないと思い、11月3日の競技会の帰り、スタジオに寄ってくれたとき、お父さん交えて話をしました。私もはっきり言い、そして、スコア(結果)についての話もしました。
いいスコアが出て調子がいいときは、誰でも笑顔になれますが、それ以外は暗い顔・・・ほとんどの選手はそうなりますが、それでは見方を変えれば自分勝手で回りが見えていないように思います。所詮、そういう選手はそこまでの選手です。
作り笑顔はいらないと思いますが、そこにゴルフをさせてもらっている感謝の気持ちが備わっていれば、行動、態度を変えることができると思います。そういう選手になってこそ、ゴルフをしている意味もあると思います。
子供たちには、精神の備わった選手に成長することを、志してほしいと願っています。