アウトサイドインのスイング
ダウンスイングでアウトサイドインの軌道(カット軌道)になれば、引っ掛け、スライスになります。カット軌道はボールに右回転を与え、バックスピンが多くかかり、飛距離がでません。
また、クラブヘッドの入射角が急になり、芝の上から打つ、アイアンショットではクラブが深く地面にくい込み、クラブヘッドの抜けが悪くなります。
カット軌道で唯一、うまくショット出来るのは、砂を打つグリーンサイドからのバンカーショットです。ですがこの軌道でショットを続けている限り、「ボールは飛ばない」「曲がる」でゴルフがいやになります。
カットは人によっていろいろ原因がありますが、一番直りにくいスイングです。
3ヶ月前に入会された橋本憲明さんはこの典型的なスイングでした。3年前からゴルフを始め、当時からこのスイングに悩まれていたそうです。私も最初のレッスン時からアウトインを直すためのレッスン、練習方法を伝えさせていただきました。必死に練習され、昨日、レッスンを受けにこられたときは、見違えるような、スイングで「軽いドローボールが出るようになってアイアンで15~20ヤード飛ぶようになった」とほんとに喜んでいただけました。
できるようになったときはワクワクして夜も寝られないくらいだったそうです。
ですが、気をつけないといけないのは、今のことを意識しすぎて練習することです。そうなれば今度は逆にインアウトで強いフックがでるようになり、フックで悩むことになります。
スライスは右に曲がり、フックは左に曲がります。スライスは左に打ちたくなり、フックは右に打ちたくなります。これと反対の動きをしなければ、軌道修正できません。そこが直りにくい原因です。