わからないから強い
私のメンタル論ですが、「ゴルフは、わからないから強いというものがあります。
「知らぬが仏」ということわざもあります。また、このことわざには、多くのヒントが隠されています。
パットなどでも例えていうと、次のパットのことを考えるようになると、ファーストパットは、とたんに打てなくなり、合わすようなパットになります。それ故、カップ際で切れて入らない。。
ティショットでもそうです。まっすぐのホールでも右がOB・・と知っただけで、とたんに真ん中へ打てなくなります。
話は変わりますが、トーナメント、レギュラーツアーのグリーンは11~13フィート(スティンプメーター)の速さがあるので、打てなくとも、入れる技術は身につきますし、距離を合わせて入れることもできます。
それが、9フィート以下、または登りのパットになると、入らない。。。
プロでも長い経験を積んでいる人ほど、速いグリーンを好む傾向があります。
それはなぜか・・・ということです。
選手の指導にも教えなくてはならないもの、教えていいもの、教えなくていいもの、教えてはいけないものの4種類があると考えています。
何でもかんでも、教えて上達するものではありません。
私の家にはスイング理論書やゴルフに関する本がたくさんあります。理論書などは幅5センチもあろうかというぶ厚い本です。
ですが、絶対、選手には見せません。見るとスイングを研究し、自分と比較するからです。
それらを読んでも知識が増えるだけで、よくなることは99%ありません。逆に99%迷うだけです。
迷いはリズムを壊します。また、知れば知るほど、恐さも覚えます。