全米オープンを観て
全米オープン今年は予選ラウンドで世界ランキングトップ3が姿を消しました。
世界ランキング4位の松山選手に期待がかかりましたが3日目が終わり首位と6打差、逆転またプレーオフまで持ち込めるのかどうか考えてみたいと思います。
今年の全米オープン、アンダーパーは3日目終わり35人。やはり広いフェアウェイがバーディにつながっているようです。7700ヤードを超える全長でももろともしない飛距離を持っている選手が有利なのは言うまでもありません。
また、最近のドライバーはスピン量が抑えられているため、アゲンストに強く、フェードでも距離が出ます。松山選手、リッキーファウラーもドライバースイングを見るとフェードで打っているのはあきらかです。アンダープレーンで入るリスクの高いドローは嫌うのでしょう。
世界を目指すなら飛距離は必要です。最低でもキャリーで270から280ヤード出ないとスピン量の少ないクラブでセカンドを打たないといけないことになり、固いグリーンに止めることはかなり難しくなるはずです。
またショートゲームがうまい選手でもパーは取れてもグリーンで止めることが出来なければバーディを取るのは難しくなります。こういうハイスコアの争いにはついていけないでしょう。
それにしても松山選手ドライバーを替えてから格段に飛距離が伸びています。ヘッドスピードはテレビを観ていても52から53M/S位は出ています。それでフェアウェイをどんどん捉えてくるので、アイアンのうまい松山選手ならバーディチャンス10ホールは作れるはずです。
最終日、猛烈に追い上げることを意識するでしょうからトップがプレッシャーでもたもたすれば逆転またはプレーオフは可能かも知れません。