予選通過
今日は午後アウトスタート。出だしからバーディチャンスにつけ、惜しくも外しパーでスタート。
2番ショートは5メートル外して、3番ミドルも3メートル、外して・・・
カップのふちでクルッと回る。そんな外れ方ばかりです。
6番では、3パット。7番も下から1.5メートルのバーディチャンスを外し。。
8番も2メートル半を外し。。
9番は圧巻のセカンドショット。ピン横3センチに落ち、そこからバックスピン。1メートル50センチ。
ギャラリーから「うおー」と大きな歓声が上がりました。
これは入るだろうという感じで深堀選手も寄ってきてくれてナイスと声をかけてくれました。
が。。
またまたカップをくるり。。
前半は1オーバー。
太一もここまでくるとさすがにキレかけました。
10番では入れてはいけないバンカーに届いてしまい、出すだけ。
それでもアプローチを寄せて1メートル強。それもカップに嫌われボギー。と思いきや30センチのお先をくるりと外して思いもよらないダボ。
とことん、カップに嫌われます。
11番では、右のセカンドカットからフライヤーで大きくグリーンオーバーでボギー。
ここで通算1オーバー。
予選通過ラインには程遠くなりました。
次のホールでのティーショット。よほどくやしかったのが手袋をギューと引っ張っていました。
つらい気持ちは同伴競技者にも伝わっていました。
「バーディひとつとれば気持ちが変わるから」それが私が息子に言ってやれるただひとつの言葉でした。
13番ロングはその通り、1メートルにつけバーディ。14番も1メートルにつけバーディ。息を吹き返します。
15番はボギーとしましたが16番、もう少しでチップインしそうなアプローチでパーで凌ぐと。。
でも、もう残り2ホール。後がありません。
おそらく、最低2アンダーがカットだと予想していたので、連続バーディしか望みはありません。
17番、177ヤード。9番アイアンで振り抜いたショットはピンにまっすぐ。あわや入りそうなショット。奥1メートル半を決めてバーディ。
最終18番、549ヤードロング。風はアゲンスト。
ドライバーで思い切り振り抜いたショットは吹き上がりましたが残りエッジまで245ヤード。
セカンドもスプーンで「おりゃー!」
また、吹き上がりましたがピンに一直線。
エッジに落ちたボールはコロコロと手前30ヤードまで戻ってしまいました。
でもそこから絶妙のアプローチ、あわや入るかというショットでした。
最終ホールもバーディとし、予選通過しました。
プロゴルファーはこの予選通過しなければ、賞金も稼げず、ランキングにも反映されなくて、また今後の試合にも出れなくなってしまうのです。
お金も稼げず、職場がなくなるのと同じです。
稼げないだけでなく、遠征費用が赤字になってしまいます。
ですから、シード以外の下位の選手は顔を真っ赤にしながらやっています。
今、上位で活躍しているシード選手も特別に与えられたわけでなく、自力で這い上がってそのポジションを掴んているのです。
それぞれの選手にドラマがあります。
うかうかしてればすぐにそのポジションからも落ちてしまいます。それはどんなランクの選手も同じです。
今日は上がり2ホール、見ていて、息子ながらほんとにこんなことができるのだと人間の底力をみました。
まだまだトップ選手から見れば足らないところがあります。
ほんとに曲がらないし、パットが絶妙です。
深堀さんも「お父さんよかったね。ナイスカムバックです」と最後は力強い握手でした。また、浅地選手もほんとにうまくなっていました。4年前、関西オープンでラウンドして以来でした。曲がらないし、飛んでいました。
長々と書きましたが少しでも参考になればと思います。