ゴルフフィールド

フックとスライス

2009年02月12日

フックボールとスライスボールを意図的に打つ場合、インパクトのときのフェースの向きだけで曲げる場合とボールに回転を与えるスイング軌道を変えて打つ方法があります。

意図的に曲げるインテンショナルボールを打つ場合はそれを組み合わせれば大きく曲がるボールや小さく曲がるボールをコントロールして打つことが出来ます。

問題は曲げるのではなく、曲がる場合です。いくら練習してもフックやスライスが出てしまう場合です。この場合はインパクト時のフェースの向きだけ修正しても直りません。

アウトサイドインにスイングすれば引っ掛けボールやスライスボールになります。スライスボールになるのは右回転を与えてしまうからです。この場合は左にひっかけようとしたり、フェースをクローズにしてスイングしても直りません。ダウンスイングでインサイドからスイングできるようになれば、自然にドローボールになります。

昨日のグランシエロジュニア大会の結果

鍋谷太一(小学6年)は87(46・41)で5位、南沢也(小学4年)は108(58・50)で19位という結果でした。

西郷広也(小学3年)は六甲国際パブリックコースを9H(パー36)回り、49、ダンロップパースリーを63(30・33)という結果でした。

猪木直哉(中学2年)は小野GCのイン9Hを回り、57という結果でした。ラウンド中、スイングの改良を試みたそうですが、そういうことは練習場ですることであってラウンド中は禁物です。まだまだラウンド中に微調整できるレベルではありません。迷いが生じるだけで好スコアは期待しにくくなります。

また、最近の太一は、少し悩んでいます。昨日、表彰式の後の練習グリーンであまりに落ち込んでいる太一にパットの練習をした後、ラウンドの帰り、車の中でメンタルアドバイスしました。

「うまくなりたいのか、強くなりたいのかどっちや?」と聞くと「強くなりたい」とすぐさま返事が返ってきました。最初から強い人間なんていません。ひとつひとつ経験して、苦い経験をいい経験と置き換え、「いかに次に活かすかだ」といろんなたとえ話を交えながらアドバイスをしました。

帰りの話は心の強さと弱さの気持ちの違いの話をしました。どの気持ちが強くて、どういう気持ちが弱いか自問自答すれば答えがでてきます。これは普段の日常生活でどういう言動、どういう行動を起しているかが大きな鍵です。

たとえば人に対して素直さや優しさ、思いやりは弱い気持ちの持ち主ではなく、強い気持ちの持ち主です。我慢は強さ、あきらめは弱さ、ゴルフでわかりやすくたとえればラウンド中に泣くのは弱さであり、ラウンド終了後に泣くのは強さの域、自分の力以上のことをしようとするのは弱さ、それをコントロールできるのは強さであるなどです。普段の日常生活でも正直になることが大切で相手にうそをついたり、自分の気持ちにうそをつくと弱くなります。

レベルがあがればいいカッコもしたくなるし、自分が気づかない間に自信過剰になって初心を忘れがちです。鼻をへし折られるような経験が気を引き締められます。

ラウンドの帰り、私と二人で練習場に立ち寄り、練習しましたが先のアドバイスが効いたのか、ナイスショットの連発です。ところが練習と本番は違います。本番では今、この気持ちでボールは打てません。そこで先ほどの心の強さです。この心の強さを身につけるには長年の経験と歳月が必要です。

2009年02月12日 カテゴリー: レッスンブログ 

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