ジュニアレッスン
ジュニアスクールを始めて早や5年が経ちました。それまでは、大人ばかりのレッスンでした。当時もレッスンには自信がありましたが、子供をプロゴルフファーに育てるのは大変なことだと思い、たまに「うちの子を教えてくれ」とたのまれても断っていました。
それでもと何度もたのまれたり、縁があってか4人だけ、プロゴルファーになりたいといって私のところへくることとなり、中学生2人と社会人2名(当時19歳と21歳)を教えることになり、今までは中学生から始めた二人がプロ(ツアープロ1名、ティーチングプロ1名)になり、社会人から始めた1人は、半年で私のところから去り、もう一人は今静岡で焼肉屋を経営しています。
その子たちとは私も時間が空けば、ラウンド、練習また一緒に食事をする中でいろんな話をしてきました。
そのころはよく夢や目標を語りました。精神面から生活面、練習方法、体力づくりなど多くのことを私自身が勉強し、学び、そして経験し、指導してきました。今それらは私に多くの自信を持たせてくれました。
今までの話はこれぐらいにして、今現在、毎週水曜日と土曜日、スタジオと阪神ゴルフセンターでジュニアスクールを行なっています。ここ最近はジュニアの生徒がぐっと増えてきました。その中で私もひとつでもなにか掴んでもらおうと必死でレッスンしています。
ジュニアスクールでは皆、一所懸命練習しています。最近はよく他のスクール経営者が見学にこられますが、なぜそんなに子供が楽しそうにやっているのか、またなぜこの短期間に上達しているのか質問されます。「それは子供たち自身が切磋琢磨しながら練習し、また私もその方法を考え、実行しているからです」と答えています。
子供はひとりで練習させても能力は上がりにくいと思います。スクールで前の打席、後ろの打席の友達がいい球を打ってたり、いい音が聞こえれば「よーし私も!(ボクも)」と誰もが思うのではないでしょうか?また全員で誰が最初にカップに放り込むかとか、10球の内、誰が一番たくさんグリーンに乗せれるかなどやれば、自然に負けん気が出てきて、一番になろうとがんばります。
そういう気持ちを本気に持たせることで練習にも気が入ります。やる前の一言が大事で遊びではだめです。そこで負けた子は「次がんばる」という気持ちになり、向上心が芽生えます。また私も必ず「来週負けるなよ!」と一声かけます。それだけで家でもパターマットで練習するようになり、本気で練習場でも競い合うようになります。
単に技術だけを教えるのなら、誰でも教科書どおり、言えばいいでしょうし、直すのは時間をかければ直ることもあるでしょう。私にレッスンさせればスライス、フック、ボールに当たらないなどでしたら一発で直します。ボールも10球程度でOKです。初めてこられた方で初心者以外で大人であれば、スイングを1回観て、3分説明し、10球で直ります。
ですが、こういう気持ちを育てるには時間と工夫が必要です。
昨日の試合に出場した2名の選手の結果です。
西郷広也(小学3年)ラビッツカップ(ナパラGC)9ホールを45、低学年の部で2位、南沢也(小学4年)USキッズ(名阪チサンCC伊賀コース)18ホールを96で3位、という結果でした。
それぞれ、賞状や盾をいただいたようです。ひとつ、ひとつ自信に繋げ、前向きに明るく前進してください。二人とも立派でした。
練習ラウンドの報告をいただきました。
深見高光(小学4年)エリモGC(45・51)96、鍋谷太一(小学6年)、名守 亮(小学5年)は有馬ロイヤルロイヤルコース9Hをレギュラーティから回り、太一41、亮47という結果でした。
でも二人はダンロップのパースリコースを太一61、亮64で不調だったとのことです。高光は塾にも通い、勉強もたくさんこなしながら96はすごいことです。よくがんばりました。